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IIJ、動画配信サービス「IIJ Media Sphereサービス」でライブ配信機能を強化

ライブ配信とVODが1つのプランで可能に、配信プロトコルにRTMPを採用

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は26日、動画配信サービス「IIJ Media Sphereサービス」において、ライブ配信とオンデマンド(VOD)配信の双方に対応した新プランを提供開始した。

 IIJ Media Sphereサービスは、動画配信プラットフォームとCDN(Content Delivery Network)の機能を備え、動画ファイルやストリーミングファイルを配信システムにアップロードするだけで、配信フォーマットへのトランスコード(データ変換)から、エンドユーザーへの配信までを一括で行えるサービス。

 サービスではこれまで、ライブ配信、VOD配信をそれぞれ別プランで選択する必要があったが、新料金プランでは1つのプランでライブ配信、VOD配信の両方に対応する。配信システムやサーバー機器など、自社で特別な設備を用意する必要なく、サービスを契約するだけでライブ配信、VOD配信を始められる。

VOD機能の提供イメージ
ライブ機能の提供イメージ

 また、従来のライブ配信機能は、主に放送局や大規模配信事業者向けに提供していたため、放送局などで使われるRTP(+Pro-MPEG FEC)プロトコルで動作するエンコーダーのみに対応していたが、今回の機能強化により、市販のエンコーダーやソフトウェアエンコーダーで採用されているRTMPプロトコルにも対応した。これにより、「新しい働き方」への対応の一環で、社内向け配信などの動画活用ニーズが増えている一般企業の配信需要にも対応するとしている。

 料金プランは、トランスコード時間やストレージ容量、配信データ量、LIVEチャンネル稼働時間など、月額基本費用内で利用できるサービスの違いにより、「ベーシック」「プレミアム」の2プランを提供する。各プランの価格(税別)は、「ベーシック」プランが初期費用8万円、月額基本費用10万円。「プレミアム」プランが初期費用15万円、月額基本費用20万円。