日本事務器、中小企業向けセキュリティサービス「VBBSSあんしんプラス」にEDR機能と運用代行をセットにしたオプションを提供

　日本事務器株式会社（以下、NJC）は21日、トレンドマイクロ株式会社の中小企業向けEDR・XDRセキュリティサービス「Worry-Free XDR」の提供パートナー第1弾として、同サービスとEDRの監視・運用代行サービスをセットにした「VBBSSあんしんプラス Managed EDR Option」を提供開始した。

　Worry-Free XDRは、トレンドマイクロのSaaS型中小企業向けセキュリティサービス「ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス（以下、VBBSS）」に、EDR（Endpoint Detection and Response）・XDR（Extended Detection and Response）機能を搭載したセキュリティサービス。

　NJCでは、VBBSSにサポートを付加した「ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービスあんしんプラス（以下、VBBSSあんしんプラス）」を提供しており、VBBSSあんしんプラスのオプションとして、監視・運用代行サービスをセットにした「VBBSSあんしんプラス Managed EDR Option」を提供する。

　サイバー攻撃の事前予防として、パターンマッチングや挙動監視、Webレピュテーション、などのEPP（Endpoint Protection Platform）機能を提供するとともに、万が一脅威がユーザー環境に侵入した際に、根本原因を特定してインシデントの調査、対処を行うEDR・XDR機能を提供する。

　また、こうした機能の導入後には、適切な分析手法や専門知識を持った担当者による運用が重要となるが、サービスではセキュリティアナリストがEDRの監視および運用を代行するため、人材確保やスキルの習得に時間を割くことが難しい企業でも利用できる。

　監視・運用代行としては、EDRで検知された注意が必要なイベントをトリガーとして、調査および軽減対応を実施し、脅威の再検出や被害拡大を防止する対応を行う。また、緊急のセキュリティ情報に対して、その侵害の痕跡（IOC）情報を基に顧客の端末を検索し、該当する場合にブロックの処置を行う「プロアクティブIOCアセスメントサービス」、早期での対処が必要な脅威を発見した場合に対応する「早期警戒イベントサービス」、四半期ごとにVBBSSあんしんプラスの環境とトレンドマイクロの推奨設定を比較し、アセスメントを実施して報告する「ポリシーアセスメントサービス」を提供する。

　VBBSSあんしんプラス Managed EDR Optionの価格は、月額ライセンス料金が1台あたり500円（税別）から。NJCでは、2025年までに5万ライセンスの販売を目標とする。