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日立、クラウド導入後の運用業務をワンストップで支援する「マルチクラウド運用管理サービス」

 株式会社日立製作所(以下、日立)は18日、クラウド導入後の煩雑な運用業務をワンストップで支援する「マルチクラウド運用管理サービス(Multi-Cloud Operation and Management Service)」を販売開始した。

 マルチクラウド運用管理サービスは、複数のパブリッククラウドを組み合わせて利用するマルチクラウド環境に対応し、障害対応やオペレーション代行、稼働レポート提供など、ITインフラ基盤の運用業務を日立がワンストップで支援する。

 稼働レポートは、単純なリソースの使用状況やインシデント対応状況の報告だけでなく、パフォーマンス、コスト最適化、信頼性、セキュリティ順守状況などの視点から、運用状況の総合的な評価を報告する。さらにその評価に基づき、月次定例会などを通じて、顧客とともに、今後の運用改善に向けた取り組みを検討する。

 サービスは、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloudに対応し、標準運用サービスとカスタム運用サービスの2つのメニューを提供する。

 標準運用サービスは、サービスデスク、オペレーション業務(一時作業/障害対応)、稼働レポート報告、月次定例会開催など、日立が培ったクラウド運用の実績に基づく標準的な運用支援メニューを、レディメイド型のサービスとして提供する。

 カスタム運用サービスは、顧客特有のオペレーション業務への対応や監視機能の導入、運用自動化支援、ITガバナンス強化など、顧客の要望に応じてカスタマイズしたオーダーメイド型のサービスとして提供する。

 サービスの価格(税別)は、標準導入サービスが120万円、標準運用サービスが月額95万円。カスタム導入サービス、カスタム運用サービスは個別見積もり。

 日立では、サービスにより、顧客のマルチクラウド環境における運用コストの削減や情報システム部門の業務負担の軽減に貢献するとともに、日々クラウドベンダーによりアップデートが行われるパブリッククラウドの最新技術・サービスに追従しながら、安定的な運用と継続的な運用改善を支援すると説明。マルチクラウド運用管理サービスを含め、クラウド活用の戦略策定からクラウド移行・構築、運用までのサービス群を「クラウドジャーニーを支援する日立のサービス」として体系化して提供することで、顧客のDX推進を支える高信頼なクラウド環境の構築・運用を支援していくとしている。

「マルチクラウド運用管理サービス」の特徴(*2 カスタムサービスにて対応)