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リンク、ベアメタルサーバーサービスでファイルの改ざん検知オプションを提供
エージェント常駐型により迅速な検知と自動復旧を実現
2022年3月17日 10:00
株式会社リンクは16日、ベアメタルサーバーを利用可能なIaaS「リンク ベアメタルクラウド」のオプションとして、サーバー上でのファイルの改ざんを検知し、瞬時に復旧させるオプション「改ざん検知・瞬間復旧サービス」を提供開始すると発表した。
「ベアメタルクラウド」は、クラウド環境に設置された物理サーバーをサービスとして利用できるもの。物理サーバーの高い処理能力や安定性といったメリットに加え、仮想サーバーの迅速さと手軽さといったメリットを享受できるという。
今回はこのオプションとして、監視対象のサーバーにエージェントソフトウェアをインストールし、サーバー内部から常時監視を行うことで、サーバー上でのファイルの改ざんを検知・復旧させるオプション「改ざん検知・瞬間復旧サービス」を提供する。
外部から定期的にチェックを行うタイプの改ざん検知ソリューションと異なり、改ざんが発生した際に迅速に検知できるほか、検知後0.1秒以内にバックアップファイルから自動的に復旧を行える点が特徴。これにより、改ざんの可能性をほぼゼロにしており、サイバー攻撃による被害を防ぐとしている。
なお、公開しているWebサイト以外に、非公開にしているサーバー内の設定ファイルや実行モジュールなども監視対象にできるため、不正アクセスや内部犯行による設定変更なども防げるとのこと。
改ざん検知製品としては、デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社が開発した「WebARGUS(ウェブアルゴス) Enterprise Edition」を採用した。同製品の利用には、通常、管理用のマネージャーサーバーが必要になるが、「改ざん検知・瞬間復旧サービス」では、リンクがマネージャーサーバーの構築・管理を行うため、利用企業は監視対象のサーバーにエージェントを導入するだけで利用できるとした。また、希望に応じて導入作業の代行も可能としている。
価格(税別)は、改ざん検知・瞬間復旧サービスのライセンス費用が1OSあたり月額3万円。エージェントの導入代行サービスは1OSあたり5万円。