リンク、はてなのサーバー監視サービス「Mackerel」をベアメタルクラウドで提供

　株式会社リンクは23日、ベアメタル型サーバーサービス「リンク ベアメタルクラウド」において、株式会社はてなのサーバー監視サービス「Mackerel（マカレル）」の提供を開始した。

　Mackerelは、オンプレミスやマルチクラウドなどさまざまな環境に対応する、SaaS型のサーバー監視サービス。サーバー監視に加えて、クラウドサービスのメトリックやイベントを可視化して、複雑なサービス環境も全体を俯瞰してシンプルに管理できる。

　リンクではこれまで、独自の監視システムを使用していたが、今回Mackerelを採用したことにより、従来以上に高度な監視が可能になり、より多角的に顧客のシステム稼働状況を可視化できるとしている。

　リンク ベアメタルクラウドでサーバーを作成すると、自動的にMackerelのエージェントがインストールされ、同サービスの管理画面からグラフの確認やアラートの通知先などの設定が行えるようになる。

　「標準監視」プランでは、サーバーのリソース（ロードアベレージ・メモリ使用率・ディスク使用量）が監視でき、オプションの「拡張監視」プランではカスタマイズによる機能が利用できる。また、Amazon Web Services（AWS）などクラウドサービスへのMackerel導入支援も行っており、サービスの管理画面をマルチクラウドの統合監視に活用することもできる。

　サービスの料金は、標準監視（Mackerel lite for LINK）の場合は、初期費用・月額利用料とも無料。監視項目はホスト死活監視・ロードアベレージ・メモリ使用率・ディスク使用量のみ。保存期間 は40日間。拡張監視（Mackerel Standard for LINK）の場合は、初期費用が無料、月額利用料が4000円。監視項目は標準監視の項目に加えて、カスタマイズにより任意の項目が監視可能。保存期間は40日間。