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浦安市がクラウド型電子契約「クラウドサイン」を導入開始、LGWANを介した高セキュリティ環境で利用

 弁護士ドットコム株式会社は15日、千葉県浦安市が、クラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」を4月1日より導入開始すると発表した。

 コロナ禍においては、非接触・非対面に対応した取り組みが各分野で進展しているが、書面・押印・対面を原則とした慣行や意識の見直しに向けて、電子契約の普及も加速しているという。こうした流れは、民間にとどまらず地方自治体においても加速しており、クラウド型の電子契約サービスを提供する企業からは、行政専用の閉域ネットワーク(総合行政ネットワーク:LGWAN)に対応したサービスも発表されるようになった。

 弁護士ドットコムもそうした中の1社で、デジタル・ガバメント推進室を設置し、地方自治体における電子契約の運用に向けた取り組みを重ねてきたほか、クラウドサインを、地方自治体の組織内ネットワークを経由してクラウドサービスに接続するLGWAN-ASPに対応させている。

 今回はそうした流れの中で、浦安市でのクラウドサイン採用が決定し、利用開始に向けた取り組みを行うとのこと。浦安市では、LGWANを介して高度なセキュリティを確保した電子契約サービスとして、クラウドサインを利用する予定。また、契約書等を作成する事務作業が効率化されることで、人件費の削減が見込めるほか、受注者としても収入印紙が不要となるため、経費節減が期待されるとしている。