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デル・テクノロジーズ、OptiPlexブランド初のシンクライアント端末「OptiPlex 3000」を提供

 デル・テクノロジーズ株式会社は4日、法人向けシンクライアント「OptiPlex 3000 シンクライアント」を提供開始したと発表した。なお同製品は、従来Wyseブランドで展開されていたシンクライアント製品を、法人向けデスクトップのOptiPlex筐体にて提供する初めての製品だという。

 OptiPlex 3000 シンクライアントは、小型デスクトップ筐体を採用したシンクライアント端末。利用目的に合わせて、Dell ThinOS、Dell Hybrid Client(Ubuntu Linux 20.04ベース)、Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021といった3種類のOSを選択できる。

 ハードウェアとしては、インテルのCeleronまたはPentiumのクアッドコアプロセッサを搭載できるほか、最大16GBのDDR4メモリを搭載可能。Wi-Fi 6の拡張版である「Wi-Fi 6E」無線ネットワークをサポートしており、作業する場所にかかわらず、より速い速度と優れたパフォーマンスを提供可能という。

 筐体は法人向けデスクトップPCとして実績のあるOptiPlexとの共有となり、OptiPlex向けの各種マウントにより、作業環境に応じた柔軟なセットアップに対応。パッシブクーリングによる冷却でファンレスを実現し、静音性と耐久性に優れたコンピューティング エクスペリエンスを提供できる。

OptiPlex 3000 シンクライアント

 また、TPM 2.0、標準セキュリティロックスロット、パドロックループ、イントルージョンスイッチ、Dellクラウドクライアントワークスペースソフトウェアによる保護など、さまざまなセキュリティ機能を利用可能だ。

 このほか、デル・テクノロジーズの多様なソフトウェアソリューションを活用できる点もメリット。Wyse Management Suite(WMS) Proを用いた統合導入/管理を利用すれば、クラウドとデータセンターのいずれか、あるいは両方から管理を行え、デバイス1台から数十万台まで簡単に拡張可能とした。