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NTT西日本、Microsoft Teams導入端末から固定電話番号での発着信を可能にする「ひかりクラウド電話for Microsoft Teams」

 西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は21日、テレワーク・外出先におけるコミュニケーションを円滑にするサービスとして、Microsoft Teamsを導入したPCやスマートフォンから、固定電話番号での電話発着信を可能とする「ひかりクラウド電話 for Microsoft Teams」の提供を開始した。

 NTT西日本では、「業務の電話着信をテレワーク先や外出先で受けたい」「PCやスマートフォンなどのテレワーク端末から固定電話の番号で発信したい」といった、テレワークをより快適に行いたい、不便さを解消したいという相談を受ける機会が増えていると説明。

 こうした状況を受け、Microsoft Teamsを導入したPCやスマートフォンから、固定電話番号での電話発着信を可能とする、ひかりクラウド電話 for Microsoft Teamsを提供することで、テレワーク中の従業員間や取引先とのコミュニケーションの円滑化に加え、電話取次のためのオフィス出勤や電話の転送設定などの手間を削減することで、より働きやすい環境の実現をサポートするとしている。

「ひかりクラウド電話 for Microsoft Teams」サービス概要図

 サービスでは、従業員が各自個別の番号を割り当てられ、Microsoft Teamsを導入したPCやスマートフォンで発着信が可能となるため、テレワークや外出先でもオフィス出勤時と同様の電話対応が可能となる。個人所有の固定電話/携帯電話番号を使用した発着信が不要となるため、従業員の通話料金負担が軽減されるとともに、プライバシー保護が可能となる。

 利用中のサポートだけでなく、サービスの利用開始に必要な初回設定についても、NTT西日本による設定代行メニューをオプションとして提供するとともに、初回設定代行を無料とする。また、専用のサポートデスクを設置し、問い合わせや相談に対応する。

 通話料金は、法人向け光IP電話サービス「ひかり電話オフィスA(エース)」と同等で、NTT西日本管内の同一グループ内のひかり電話サービスへの音声通話が無料のため、従業員間の通話料金が不要となる。通話料金は法人への請求となるため、通話料金の実費申請などの手間が軽減される。

 サービスの提供エリアは、NTT西日本管内のフレッツ 光ネクストおよびひかり電話オフィスA(エース)提供エリアで、利用に際しては、フレッツ光などとプロバイダーおよびそれに係るひかり電話オフィスA(エース)の契約が必要。また、マイクロソフトがMicrosoft Teams向けに提供している「Phone System(電話システム)」または「Microsoft 365 Business Voice」と、それらを付与可能な「Office 365またはMicrosoft 365」ライセンスが必要となる。

 サービスの料金(税込)は、1番号目が月額1430円、2番号目以降は1番号につき月額1100円。NTT西日本では、5月31日までの申し込みで、6月30日までに利用開始した顧客について、初期工事費などの割引適用を実施する。