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ハレフル、顔認証でSalesforceのMFAに対応するアプリケーション「FaceMFA」を販売開始

 株式会社ハレフルは15日、Salesforceが求めるMFA(多要素認証)のセキュリティ要件に対応した顔認証アプリケーション「FaceMFA」の正式版を、同日より販売開始すると発表した。

 セールスフォース・ジャパンでは2022年2月1日から、Salesforce Sales Cloudをはじめとする同社のクラウドサービスにおいて、内部ユーザーのログイン時にMFAの利用を必須にしている。MFAに対応するには、「Salesforce Authenticator モバイルアプリケーション」をはじめ、いくつかの手段が提供されているが、会社のセキュリティルール上、業務端末にアプリをインストールにできない、全Salesforceユーザーに対するアプリの配布や運用の徹底に不安がある、といった課題を抱えている企業があるとのこと。

 そこでハレフルでは、こうした状況に対応するため、PCのWebカメラだけで顔認証を行い、多要素認証を実現するアプリケーション「FaceMFA」を開発し、2021年12月よりベータトライアルの募集を行ってきた。今回は、その中で出た「もっとユーザーに分かりやすく、シンプルに認証・ログインを行いたい」というフィードバックをもとにFaceMFAを改修し、2月15日より正式版の販売を開始する。

 FaceMFAでは、専用端末やスマートフォンアプリは不要で、従来通りSalesforceの画面だけで認証・ログインが可能。また正式版では、専用パッケージをSalesforce組織にインストールする方式に変更し、顔登録・顔認証などを同じSalesforce画面上からワンストップで実施できるようにした。

 あわせて、価格体系をシンプルなユーザー数課金のみに変更。1契約で複数の組織管理も可能にしている。価格は、1ユーザーあたり月額100円(年間契約時)からで、30日の無償トライアルも提供される。

 なお顔認証技術には、パナソニック システムソリューションズジャパン株式会社の顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」を採用し、高い認証精度を実現しているとのことだ。