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OKI、リモートワーク環境向けの機能を強化した大規模オフィス向けIP-PBX「DISCOVERY neo2」を販売

 沖電気工業株式会社(以下、OKI)は9日、IP-PBX「DISCOVERYシリーズ」の最新機種となる、大規模オフィス向けIP-PBX「DISCOVERY neo2」の販売を開始した。

 DISCOVERY neo2は、スマートフォンやソフトフォン、Microsoft Teamsなどのモバイルコミュニケーションツールとの連携により、リモートワーク環境における電話対応に必要な機能を搭載した。

 OKIのスマートフォンアプリ「Com@WILLソフトフォンスマート」と、PCソフトフォンアプリ「Com@WILLソフトフォン」を使用することにより、リモートワーク環境で代表電話の受付に対応。また、リモートワーク環境にある利用者から、終業ガイダンスや夜間受付窓口への自動転送などへの切り替えも行える。

 統合ポータル電話帳機能により、スマートフォンアプリやPCソフトフォンアプリを利用して、内線などの連絡先検索時に相手の出社状況や通話状況を一目で確認し、クリックするだけで簡単に相手を呼び出すことが可能。通話中や会議中など、相手が電話できない状況では、チャットによる連絡が行える。

 また、Microsoft Teamsを導入している場合には、ゲートウェイ接続によりDISCOVERY neo2の内線電話として利用することができる。

 従来機種からは、約700種を超える機能を継承しながら、各種通信事業者が提供する光電話やFMCなどのサービスにも対応。各種回線収容基板をはじめ、各種電話端末の継続利用が可能で、リプレース時の導入コストを低減できる。

 PBXシステム内の各種制御部の冗長構成や、停電時のバッテリーバックアップに加え、サテライトオフィス構成時のネットワーク障害などに対応する拠点側バックアップ機能を備え、故障や災害時などのBCP対応を実現する。

 DISCOVERY neo2の標準価格は、1000ユーザーモデルで2800万円(税別)から。OKIでは、年間500セットの販売を目標とする。

「DISCOVERY neo2」外観