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NTTネクシアがBPOサービス「データエントリーソリューション」を発表 OCRとRPAによりデータ入力の自動化を支援

 株式会社NTTネクシアは25日、AI-OCRとRPAを活用し、手書き帳票や紙資料のデータ入力作業を自動化するBPOサービス「データエントリーソリューション」を発表した。業務の実施場所、利用ツール、管理・作業要員など、すべてを同社が用意するという。

 「データエントリーソリューション」は、紙による各種申請書等の受付からデジタルデータ化までの事務処理業務を、NTTネクシアがトータルに対応するBPOサービス。99%超の高い識字率で紙帳票をデータ化できるAI-OCRによって帳票をデジタル化するほか、より精度を高めるために、人間による読み取り結果のチェックとデータの正規化も行うとした。

 また、AI-OCRでデジタル化されたデータの自社システムへの登録作業を、RPAにより自動化。加えて、機械では処理できない想定外の入出力にも対応できる要員を配置し、AIと人の力を融合して、効率的かつ高品質な業務運営を行うとのこと。

 さらに、NTTグループ内の回線工事の事務作業やサーバー設定等のBPO業務で培ってきたRPA活用ノウハウを生かして、業務フローの見直しやRPAのシナリオメンテナンス、各種申請書等の様式変更などにも対応する。

 NTTネクシアでは利用例として、サービスの新規利用申し込みや契約変更・解約申請、利用者の顧客情報(氏名、住所、銀行口座など)変更といった顧客対応業務や、注文書・請求書の処理、社員情報の変更といった社内対応業務を挙げている。

 なお、AI-OCRやRPAの導入サポート、導入後のメンテナンスのみを希望する場合も個別に対応できるとのことだ。