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フォーティネット、メールセキュリティ向けサンドボックス機能を国内クラウドで提供

 フォーティネットジャパン合同会社(以下、フォーティネット)は25日、メールセキュリティ製品「FortiMail セキュアEメールゲートウェイ」を利用する顧客がオプションとして利用できる、クラウドサンドボックス機能「FortiMail Cloud Sandbox」について、国内データセンターでの運用開始を発表した。

 FortiMailは、フィッシング、スピアフィッシング、標的型攻撃、なりすまし、ビジネスメール詐欺(BEC)、メールベースのランサムウェア攻撃などの脅威から組織を守る、セキュアメールゲートウェイ。エンタープライズ環境を狙う攻撃からメールデータを保護し、機密データの漏えいを食い止め、コンプライアンスの維持を支援する。

 導入方法として、物理アプライアンス、仮想アプライアンス、クラウドサービスから選択でき、中小企業から大企業、サービスプロバイダーまで、さまざまな規模の顧客に対応する。また、FortiMailは、FortiGuard Labs のインテリジェンスを活用した既知の脅威からの保護に加えて、未知の脅威に対してはサンドボックスと連携することで、メールが組織にもたらすリスクに対応する。

 FortiMail Cloud Sandboxは、SaaSとしてすぐに利用できるサンドボックスソリューションで、クラウドベースの脅威検知ソリューションとして、迅速な脅威の検知と自動運用を実現する。また、フォーティネットが提供するSaaSのため、顧客環境で専任者によるサンドボックス運用の手間も発生しない。

 今回の国内データセンターでの運用により、FortiMailからファイルやリンクを海外に送信せずに、国内のFortiMail Cloud Sandboxに問い合わせる形でのサービス提供を実現する。これにより、データ流通を国内にとどめたいという日本の顧客のニーズに応えられるとしている。