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サイバートラスト、Tuxeraの高信頼性ファイルシステムを販売

両社製品の連携により電源断耐性の強化、フラッシュメモリー寿命の最長化を実現

 サイバートラスト株式会社とTuxera Japan 株式会社(以下、Tuxera)は20日、日本国内におけるTuxera製品の販売代理店契約を締結したと発表した。

 これによりサイバートラストは、Tuxeraの外付けストレージ向けファイルシステム「GravityCS by Tuxera」、フラッシュメモリー向けファイルシステム「Tuxera Reliance Nitro」およびNAND / NORフラッシュメモリー向けドライバー「FlashFX Tera」の販売を開始した。さらに、これらのフラッシュメモリー製品とサイバートラストの製品を組み合わせて、特に家電製品などの市場が求める新しいニーズに応えていくとしている。

 サイバートラストでは、IoT機器の長期使用を実現するため自社が提供するサービス「EM+PLS」に、「GravityCS by Tuxera」および「Tuxera Reliance Nitro」を組み合わせて提供する。Tuxeraのファイルシステムは、データの書き込み中にストレージの抜き出しや電源断が発生してもファイルシステムの破損が発生しない電源断耐性が備わった製品で、両社製品の組み合わせにより、家電製品をはじめとする機器の電源断に対する耐性が強化され、フラッシュメモリーの寿命の最長化を実現する。

 また、産業グレードの長期利用を実現するIoT機器向けLinux OS「EMLinux」と、GravityCS by TuxeraおよびTuxera Reliance Nitroを組み合わせた、IoT時代に必要となる長期セキュリティメンテナンスと、電源断耐性・性能劣化防止を備えたファイルシステムを提供する。これにより、フィールド/エッジでのセキュアで高信頼なコンピューティング環境を実現すると説明。サイバートラストの受託開発においても、電源断耐性を備えたシステムの提供と、クリアなライセンスによって互換性の高いファイルシステムを、訴訟・ライセンス違反のリスクフリーで提供可能になるとしている。

 サイバートラストでは、EMLinux上でGravityCS by TuxeraおよびTuxera Reliance Nitroが連携して動作することを検証済みで、この動作保証により、Tuxeraのファイルシステムに最適なLinux OSとして、EMLinuxを組み合わせて提供すると説明。さらに、MicrosoftとTuxeraの特別な取り決めにより実現したTuxeraのexFAT製品と、Microsoft exFAT特許ライセンスのバンドル販売を開始する。