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日本IBM、第一生命の新たな顧客接点となるWebサイト「ミラシル」構築を支援

Salesforce Marketing Cloudのパーソナライズツールなどを採用

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は27日、第一生命保険株式会社(以下、第一生命)が新たな顧客接点として開設したWebサイト「ミラシル」の構築を、共創パートナーとして支援したと発表した。同日からは、株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、Salesforce)からも、Salesforce Marketing Cloudの採用が発表されている。

 第一生命では、従来、同社スタッフである生涯設計デザイナーが一人ひとりの顧客を理解し、日ごろから顧客と相対してきたが、従来の方法に加え、顧客接点をデジタル化によって強化し、顧客がより良い体験価値を感じられるよう、新たなコミュニケーション接点となるWebサイトのミラシルを開設した。

 日本IBMでは、ミラシルを軸に顧客体験の向上とデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を目指す第一生命の共創パートナーとして、同社をサポート。リアルとデジタルを融合したコミュニケーションインターフェイス構築にあたって、IBMインタラクティブ・エクスペリエンス(IBMiX)が、コンサルティングサービスから最適なソリューション選定、サービス構築までをエンドツーエンドで支援したという。

 具体的な製品・サービスとしては、AcquiaのAcquia CloudとSalesforceのMarketing Cloudを採用し、Marketing Cloudの一機能であるInteraction Studioを活用して、リアルタイムでパーソナライズされたコミュニケーションを実現したとのこと。

 ミラシルでは、まず2021年12月に、顧客の属性や嗜好に合わせた情報提供を開始。今後、チャットやオンライン面談を通じて保険に関する相談を行えるようにするほか、同社の生涯設計デザイナーと顧客が、保険の相談をはじめとする、さまざまなコミュニケーションを可能にするとしている。