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パナソニックのスイッチ「MSシリーズ」「GA-MLシリーズ」、2022年6月よりPTPによる時刻同期に対応
ネットワーク統合管理ソフト「PPS」はセキュリティ機器との連携機能を搭載
2021年12月21日 09:30
パナソニックLSネットワークス株式会社(以下、パナソニック)は、ネットワーク統合管理ソフトウェア「PPS」を2022年1月31日に、スイッチ「MSシリーズ」「GA-MLシリーズ」を2022年6月21日に、それぞれ機能強化して提供開始すると発表した。
「PPS」は、企業内に専任者がいなくてもネットワークの運用を行え、運用の簡易化・可視化が可能なネットワーク統合管理ソフトウェア。
今回は新たに、株式会社PFUのセキュリティ機器「iNetSec SF」が持つ、ネットワーク通信の振る舞い検知機能との連携が可能になった。ネットワークに接続されているPCなどの端末が異常な通信振る舞いを行った際にそれを検知して、その場所を早期に特定する機能が追加される。
具体的には、管理画面上でにて、感染端末が接続されているスイッチに黄色いアイコンを表示する。これにより感染端末の場所を視覚的に把握可能になるため、インシデントへの早急な対応を実現するとのこと。
一方のスイッチでは、「MSシリーズ」3機種と「GA-MLシリーズ」16機種が、新たにPTP(Precision Time Protocol)に対応する。
近年、ITシステムの多様化・高品質化に伴い、サーバーやPC、スマートフォンなどITシステムにつながる機器の間では、高精度に同期した連携動作が求められるようになっているため、従来の時刻同期に用いられてきたNTPよりも高精度なPTPの利用機会が増加してしているという。
そこでパナソニックでもスイッチのPTP対応を実施。これにより例えば、プライベートLTE(sXGPシステム)で移動通話の安定性を確保するために求められる、マイクロ秒単位の高精度な時刻同期を実現するとした。
なおいずれの製品も、機能強化前と同様の価格で提供するとのことだ。