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コニカミノルタ、オンラインマニュアルサービス「COCOMITE」のセキュリティ機能を強化

IPアドレス制限や閲覧ログ出力などを可能に

 コニカミノルタジャパン株式会社(以下、コニカミノルタ)は11日、オンラインマニュアルサービス「COCOMITE」において、エンタープライズに求められる機能拡充を行うと発表した。その第1弾として、登録したIPアドレスからのみマニュアルへのアクセスを許可する「IPアドレス制限機能」を実装。12月には「閲覧ログ機能」を追加する。

 COCOMITEは、オンライン上でマニュアルを作成し、運用できるサービス。画像や動画を用いた見やすく分かりやすいマニュアルが、誰でも簡単に作成できる点を特徴としており、PCだけではなく、タブレットやモバイル端末からの閲覧も可能なため、社内外問わずどこからでもマニュアルにアクセスできるという。

 ただしコニカミノルタによれば、マニュアルは会社の情報資産そのものであり、機密性の高い情報が漏えいしてしまうことなどを避けるため、会社のネットワークからのみ閲覧を許可するといったセキュリティポリシーを設定している企業は多く存在するとのこと。

 そこで今回は、スタンダード/エンタープライズプランにおいて、登録したIPアドレスからのみマニュアルへのアクセスを許可し、それ以外のIPアドレスからのアクセスを制限する「IPアドレス制限機能」を搭載した。社外からのアクセスが必要となる場合に備えて、一時的に特定IPアドレス以外からもアクセスできるユーザー(適用除外ユーザー)を登録する機能も搭載しており、柔軟な運用を行えるという。

 また、「新任者教育において、マニュアルを閲覧しているかを確認し、教育の質の担保にも役立てたい」といったニーズに応えるため、マニュアルの閲覧ログを記録し、いつ・誰が閲覧したかを確認できるようにする「閲覧ログ機能」を、12月に提供開始する。

 閲覧ログ機能の実装により、マニュアルの活用状況が一目で確認可能になるので、マニュアルを閲覧していないユーザーに声をかけるなどの対策を採り、クレームや事故防止につながられるとのこと。なお、この閲覧ログは、CSVファイルでのエクスポートにも対応する。また同機能は随時機能アップデートし、既読・未読者リストなど、より詳細なデータを確認できるようにする予定だ。