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Red Hat、「Red Hat OpenShift 4.9」「Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes 2.4」を発表

 米Red Hatは現地時間10月13日、エンタープライズKubernetesプラットフォームおよびKubernetesクラスタ管理製品のアップデートとなる「Red Hat OpenShift 4.9」「Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes 2.4」を発表した。

 Red Hat OpenShift 4.9では、3ノードクラスタや、リモートワーカーノードとともに、エッジサイトに利用可能な第3のトポロジーオプションとして、シングルノードのOpenShiftが導入される。

 シングルノードのOpenShiftは、コントロール機能とワーカー機能の両方を単一のサーバーに搭載することで、スペースに制約がある環境に対応する。さらに、シングルノードのOpenShiftは、中央のKubernetesコントロールプレーンに依存しないため、エッジサイトに運用上の独立性を提供し、リモートの基地局や製造施設のように、接続が不安定なエッジサイトでも容易に運用できるようにする。

 Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes 2.4では、シングルノードのOpenShift、リモートワーカーノード、3ノードクラスタなど、企業のアプリケーション環境全体に包括的な管理機能を提供する。

 ユーザーは、単一のRed Hat Advanced Cluster Managementハブ(テクノロジープレビューとして提供)と、IPv6デュアルスタックのフリート管理サポートにより、約2000のシングルノードOpenShiftクラスタを管理できる。これにより、低帯域幅、高レイテンシーの接続や、切断されたサイトにおけるスケーラビリティを実現する。

 また、ハブで単一のポリシーを読み取り、さまざまなクラスタシナリオに適用することにより、大規模な管理シナリオに必要なポリシーの数を削減する。さらに、テクノロジープレビューとして提供するゼロタッチプロビジョニングでは、ユーザーはオンプレミスでRed Hat Advanced Cluster Managementに支援型インストーラを使用して、大規模なクラスタ導入の初期段階における複雑さを軽減する。

 Red Hat OpenShift 4.9は10月に一般提供を開始、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes 2.4は11月に提供開始の予定。両製品とも、Red Hat OpenShift Platform Plusの一部として提供される。