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東芝インフラシステムズ、指紋認証USBドングル「BISCADEドングル」を商品化

 東芝インフラシステムズ株式会社は27日、指紋認証ドングル製品「BISCADEドングル」を商品化し、営業活動を開始すると発表した。製品出荷は2022年夏の予定。

 BISCADEドングルは、指紋認証により、ユーザーがIDやパスワードを記憶するなく、安全にPCへのログオンやシステムログオンができるUSBドングル。通信インターフェイスはUSB Type-C(USB2.0)。

指紋認証ドングル「BISCADE(TM)ドングル」の利用イメージ

 クレジットカードなどで利用されるセキュアチップ、指紋の特徴点を抽出・照合するマイコンチップ、指紋センサーを内蔵し、指紋センサーで取得する指紋データと、事前にセキュアチップへ記憶した指紋の特徴点との照合処理をドングル内のみで実施するため、指紋データが外部に出ることはない。

 「ドングル所持による所持認証」と「指紋照合による生体認証」の多要素認証が1つのドングルで可能なため、セキュリティ対策が向上する。また、本人確認と連動して、ドングル内のセキュアチップに保持された重要情報を安全に利用できる。

 東芝インフラシステムズでは、2020年に商品化した指紋認証ICカード「BISCADEカード」に続き、BISCADEドングルを商品化することで、指紋認証を活用したセキュリティ対応製品のラインアップを強化していくとしている。