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リコー、専用端末を用いたクラウド型サイネージ配信ソリューション「電子POPサービス」

 株式会社リコーは、クラウド型サイネージ配信ソリューション「RICOH Digital Signage」の新ラインアップとして、「電子POPサービス」を10月29日より開始すると発表した。

 電子POPサービスは、クラウド配信型サイネージ対応のアプリケーションを内蔵した電子POP(小型ディスプレイ)と、専用のクラウド配信サービスを組み合わせたソリューション。アプリケーションを内蔵するため、クラウド上でのコンテンツ一括管理が可能で、大型ディスプレイに接続したセットトップボックス(STB)と電子POPを併用した環境においても、クラウド上での一括管理を実現しているという。

 また電子POPのみで使用する場合は、別途STBを用意する必要がないので、STBとディスプレイを併用する場合よりも省スペースで、費用も抑制できるとのこと。

利用イメージ

 サイズは7インチから21.5インチまでの4種類を用意し、用途によって選択可能。7インチ/10インチモデルについては、無線LAN環境のない場所でも稼働できるSIM対応モデルとなっている。

 加えて、画面をタッチし、顧客ごとに欲しい情報を表示できるコンテンツを配信する機能も備えており、インタラクティブ(双方向)な顧客対応をサポートできる点も特徴。この場合、タッチされたコンテンツやタッチ回数の情報を取得可能なため、マーケティングデータとして活用でき、販促策の最適化支援を行えるとした。

 このほか、店舗で品揃えの変更や品切れ等が発生した際に、店舗側のスタッフの簡単な操作でコンテンツを選択・切り替えできる「ストアモード」を搭載し、現場の状況に合わせたフレキシブルなコンテンツ選択に対応している。

7インチ/10インチモデル
14インチ/21.5インチモデル