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KDDI、IoTデバイスの遠隔管理サービスでIoTワイヤレスルータ「AMT5500」を管理対象に追加

 KDDI株式会社は12日、LPWA向けに提供しているIoT通信モジュールの一見管理サービス「KDDI IoTクラウド デバイス管理」を、機能拡充すると発表した。国内外で利用可能なKDDI IoT世界基盤「グローバルIoTアクセス」対応のIoTワイヤレスルータ「AMT5500」を、同サービスの対象端末に追加する。なお、サービスはAMT5500が対応している世界39の国や地域で利用可能とのこと。

 AMT5500は、LANポートを持つ各種制御装置とイーサネットで接続することにより、すぐにデータ転送が可能となるIoTワイヤレスルータ。韓国AM Telecomと共同開発した製品で、39カ国の周波数帯に対応するとともに、電波関連法の認証を取得済みのため、国内外でグローバルに利用できるという。

 今回はKDDI IoTクラウド デバイス管理の機能強化により、このAMT5500がサービスの対象端末となった。グローバルIoTアクセスのSIMのインストールやAPN/IPアドレスの設定など、AMT5500に必要な初期設定作業をKDDIが実施した上で出荷可能になるため、利用企業における導入時の負担を軽減する。

サービスの概要

 また、利用企業向けのテクニカルサポート窓口が開設され、グローバルIoTアクセスとAMT5500に関する問い合わせを24時間365日体制で受け付ける。さらに、AMT5500の稼働状況をモニタリング可能な死活監視システムを導入しており、万一、端末に異常や障害が発生した場合は、KDDIの運用部門がリモートにて切り分けを行い、ログの解析、ファームウェアのアップデート作業代行などのサポートを行うことも可能とした。

 なお、利用企業にも死活監視システムのWebポータルが提供されるので、企業自身でもリアルタイムにAMT5500の稼働状況を確認できる。

死活監視システムWebポータル画面イメージ