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KDDI、クラウド・通信回線・デバイスをセットで提供する「グローバルIoTパッケージ」

IoTのグローバル展開をワンストップで支援

 KDDI株式会社は2日、IoTのグローバル展開を推進する企業に対して、データの収集から蓄積、見える化、活用までをワンストップで提供するサービス「グローバルIoTパッケージ」を発表した。同日より提供を開始する。

 「グローバルIoTパッケージ」は、2018年6月に発表した「IoT世界基盤」を用いたパッケージサービスの第1弾。クラウドサービス、グローバルローミングサービス、電波法認証済みの通信デバイスをワンストップで提供する。

 このうちクラウドサービスには、東芝デジタルソリューションズ株式会社の設備メーカー向けアセットIoTクラウドサービス「Meister RemoteX」のサービス構成を採用。データの見える化やAPIを提供することにより、ユーザー企業の既存システムとの連携や、収集データを活用したサービス/システムの開発も可能とした。

 また通信回線は、株式会社ソラコムのグローバルローミングSIMを提供。電波関連法規認証取得済み端末もセットで提供することにより、対象国でのスムーズな利用開始をサポートする。なお、端末は1台から提供可能で、実証実験や少数の商用開始にも対応するとのこと。

 プランは、ユーザー企業のサービス/アプリとの接続を想定した、データの蓄積とAPI連携を提供する基本プラン「データ蓄積・API連携プランT」と、これらに加えて、さらに見える化画面の構築まで対応する「データ蓄積・見える化プランT」を用意した。

 価格は、基本サービス料金が、「データ蓄積・API連携プランT」の場合で月額27万8000円/契約、「データ蓄積・見える化プランT」の場合で月額31万8000円/契約。いずれの場合も、クラウドサービス導入料64万円/契約が別途必要。

 また、エッジID(通信デバイスに設定するソフトウェアおよびグローバルローミングSIM)1つあたり、バンドル事務手数料3000円と、月額2000円のエッジID利用料(10MB分を含む)がかかる。