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NTT Com、ワークスペースの検索・予約を一元的に行えるサービス「droppin」

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は4日、ワークスペースの検索・予約を一元的に行えるサービス「droppin」を提供開始すると発表した。2020年2月より、個人利用者向けに実証実験を行ってきたが、今回、正式サービスとしてリリースされた。

 droppinは、スマートフォンアプリからワークスペースを検索・予約可能なサービス。ワークスペース利用のプラットフォームとして、複数事業者との契約や支払い、スペース予約を統合しているため、全国の多種多様なワークスペースを簡単に利用できるという。

 現時点では、全国300カ所以上のワークスペースが用意されており、資料作成やWeb会議、チームでのディスカッションといった、業務のシチュエーションに最適なワークスペースの検索を行えるとのこと。

 また管理者は、管理画面から従業員ごとのワークスペース利用状況や課金状況を把握できるので、一部従業員の使い過ぎなどを避けられるほか、企業のポリシーにあわせて、利用可能なスペースを制限できるとした。

 さらに、1つの企業で複数契約を行え、契約ごとに支払い方法を設定可能。部署単位での申し込みにも対応する。

 droppin自体の利用料金や初期費用は不要で、ワークスペース利用時に、各施設によって設定された利用料金が必要となる。なお、2021年12月末までに法人登録を済ませた企業については、「ワークスペースの利用料金」を最大2カ月無料にするキャンペーンを適用するとのこと。

 NTT Comでは今後も提携事業者を拡大し、2022年度中に、利用可能なワークスペースを500拠点以上にする計画。また、ワークスペースの利用料金を月額定額制とするサブスクリプションプランも提供予定としている。さらには、社外のワークスペースに加え、自社の会議室やサテライトオフィスを統合的に管理する機能や、スケジューラーとの連携機能を充実させ、従来のオフィスと外部のワークスペースをシームレスに利用できるサービスを目指す考えだ。

 このほか、NTT Comが提供するスマートワークスタイル関連サービスと連携させ、ワークスペースの入退室管理や、交通費・現地で発生する経費の自動精算などへの対応も計画している。