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SCSK、改正電子帳簿保存法に対応するEDIデータの保存サービス「スマクラ データアーカイブ」を提供

 SCSK株式会社は17日、2022年1月1日改正の電子帳簿保存法に対応した、EDIデータの保存を実現するサービス「スマクラ データアーカイブ」を、11月1日から提供すると発表した。

 改正電子帳簿保存法では、現行特例として認められていた「電子取引データを紙出力し保存する」ことが禁止される。そのため、各企業は今後、電子取引データを電子帳簿保存法に準拠した形で電子保存する必要がある。

スマクラ データアーカイブの概要

 スマクラ データアーカイブは、企業間のEDIデータを電子帳簿保存法の要件に応じて保存するサービス。各企業間で連携されているEDIデータを、スマクラ データアーカイブに自動連携し、スマクラサービスプラットフォーム上でデータを保存する。企業の担当者は、インターネットを介し、保存データのダウンロードなどを行うことができる。

 サービスは、SCSKの統合EDIサービス「スマクラ」を現在利用していない企業でも導入が可能。クラウドサービスのため短期間での導入が可能で、公的認証(JIIMA認証取得予定)を受けたサービスを利用することで、法的要件の適合リスクを回避できる。また、マルチテナント環境のクラウドサービスであるため、導入および利用コストを抑制でき、自社独自に導入する場合と比較して、5年間のトータルコストを20%程度抑制できるとしている。

 サービスの標準的な提供価格は、初期費用200万円、月額利用料30万円を予定。SCSKでは、サービス提供から1年で約200社の採用を目指す。