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ナビタイム、最大300地点間の距離と所要時間を一括で算出できる地図・ルート検索APIを提供

 株式会社ナビタイムジャパン(以下、ナビタイム)は15日、法人向け地図・ルート検索API「NAVITIME API」において、最大300地点間の距離と所要時間を一括で算出できる「拠点間コスト一括高速計算API」を提供開始すると発表した。

 「NAVITIME API」は、「NAVITIME」「カーナビタイム」といったプロダクトで提供されている「トータルナビ」や、自動車、電車、バス、自転車などのさまざまな移動手段のルート検索、地図表示などの機能を、業務システム、Webサイト、アプリなどに簡単に組み込めるAPIサービス。今回はそのラインアップのひとつとして、自社の経路検索データ・経路探索技術とAIを組み合わせ、車ルートでの大量の拠点間の距離と所要時間(概算)を高速に算出できる「拠点間コスト一括高速計算API」を提供する。

 このAPIの活用により、例えば数百カ所におよぶ自動販売機の補充ルートの設計や、日次で変動する配送エリアの最適化シミュレーションなどを、スムーズに実行できるようになるとのこと。

 ナビタイムによれば、膨大な地点間の経路コスト(距離・時間)算出が必要なケースにおいて、通常のルート検索APIで行う場合、ルートごとにAPIへリクエストする必要があるため、300地点間(8万9700通り)のルート検索の処理完了までに約24時間を要していたという。

 しかし、独自の経路計算エンジンの開発により、300地点間の概算の距離と所要時間を最短約10~20秒で一括算出可能になったほか、1回のリクエストで大量の地点データを処理できることから、システム側の通信負荷が削減されるとした。なお、レスポンスの形式は、経路計算に適したマトリックス形式を選択でき、返却値をそのまま計算に利用できるので、開発工程の簡略化と低コストでのシステム導入が可能になるとしている。

 さらに今後は、車両サイズの考慮など指定可能条件の設定や、車以外の移動手段(徒歩・自転車・公共交通など)の経路コスト算出への対応も検討する考えだ。