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SCSK、機密性の高いデータを企業間電子取引で利用可能にするEDIサービス「スマクラ セキュア」を提供

 SCSK株式会社は1日、企業間の電子取引(EDI)において、個人情報や金融関連データなど機密性・秘匿性の高いデータを安心・安全に連携する「スマクラ セキュア」を提供開始した。

 スマクラ セキュアは、クラウド型EDIシステム連携基盤サービス「スマクラ2.0」の環境上で提供するEDIサービス。スマクラサービス側でEDIデータの暗号化機能を有しており、企業側で暗号化やマスキングといった作業を実施することなく、高セキュリティな電子取引を利用できる。

スマクラ 2.0とスマクラ セキュアの構成イメージ

 EDIデータを暗号化するとともに、スマクラ側でのデータへのアクセス管理機能を強化し、顧客のEDIデータを高セキュリティ状態に保つ。これにより、情報漏えいを防止し、安全なEDIデータの通信が行える。

 クラウドサービスとして提供するため、3カ月程度でサービス利用開始が可能。また、2024年1月に予定されているISDN回線ディジタル通信モードの提供終了に伴い、ファームバンキングを代替サービスに移行する必要があるが、移行先の代表的なサービスであるAnserDATAPORTにスマクラ セキュアから接続するサービスを提供する。

 スマクラ セキュアの価格は、新規導入の場合で初期費用が400万円から、月額利用料が20万円から。SCSKでは、2026年3月までに30社の導入を目指す。