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ハイレゾ、AIの社会課題解決に向けた開発組織「AIイノベーションラボ」を設立

 株式会社ハイレゾは15日、AI技術の社会実装を専門に担う組織「AIイノベーションラボ(略称:AI LAB)」を正式に設立したと発表した。

 AI LABは、生成AIの普及に伴い発生している社会課題に対し、ハイレゾが保有する計算資源(GPU)を活用し、最適なAIソリューションを創出し解決していくことを目的としている。

 第1弾プロジェクトとして、AIを活用して日本のコンテンツ産業の知財を守る次世代型IP(知的財産)監視サービス「IP PATROL(仮称)」の検証を開始しており、今後さらに多様な領域での社会課題解決を目指すとしている。

 ハイレゾはAI LAB設立の背景として、AI技術は急速な発展によりあらゆる産業に利便性の向上や革新をもたらしている一方で、精巧な偽情報の生成(ディープフェイク)、知財侵害の増加、従来の人手による対策の限界など、新たな社会課題が深刻化していると説明する。

 ハイレゾはAIインフラを担う企業として、これらの課題解決を「社会的責務」と捉え、誰もが安心してAIの恩恵を享受できる環境作りへの取り組みを開始した。 2025年秋に発足した専門チームにより実証実験と開発を行い、自社のGPUデータセンターに直結した「垂直統合型」の開発体制がAI実装のスピードと安全性を最大化する強みとなると考えたという。

 これを受け、同社GPUのポテンシャルを最大限に活用したAIソリューション提供を本格化させるため、AI LABを正式な組織として設立した。

 AI LABでは、インフラ垂直統合型のAI開発として、AIデータセンターに直結した開発体制によりGPU計算基盤を活用し、他社では困難な大規模モデルの構築・運用をインフラ一体型ならではのスピードと安全性で実現するとしている。

 また、AI社会の「セーフティインフラ」として、生成AIの急速な普及により増加する「権利侵害・海賊版・偽情報・中傷」などの社会課題に対し、AIを活用したソリューションを開発する。AI時代において、権利者やクリエイターが安心して挑戦・創作できる社会基盤を構築する。

 計算資源の「地産地消」による地域還元を目指し、同社データセンターを拠点とした地方創生に資するAI実装を行う。技術の恩恵を都市部のみならず地域社会にも直接還元し、日本全体のAI産業の発展に貢献していく。

 また、これまで石川県・香川県・佐賀県などの地方にAIデータセンターを展開してきた実績を生かし、地方の地域社会へ還元できるAIサービスの開発に取り組んでいくとしている。

AI LABの位置付け