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エクイニクス、シンガポール5拠点目の「SG5」データセンターを開設

 米Equinix(以下、エクイニクス)は25日、シンガポールで5拠点目となるInternational Business Exchange(IBX)データセンター「SG5」の開設を発表した。

 SG5は、タンジョンクリン(Tanjong Kling)データセンターパークに位置する、9階建ての新築ビルで、初期投資額が1億4400万ドル(約150億円)。第1フェーズでは3970㎡以上のコロケーションスペースを確保し、当初は1300ラックを収容。完成時には、合計約1万2000㎡のコロケーションスペースで約5000ラックを提供する。

 低遅延のダークファイバーにより、既にシンガポールにある4つのIBXデータセンターと直接接続され、顧客はSG5を利用することで、700社を超える現地企業と安全に相互接続できる。さらに、グローバルプラットフォームの拡張により、200社を超えるサービスプロバイダーが提供する広範なネットワークサービスから選択し、自社のデジタルサプライチェーン内のPlatform Equinix上で、顧客やパートナーと直接接続できる。

 環境面では、SG5はエクイニクスが独自に開発した表面冷却技術「Equinix Cooling Array」を活用し、水や電力の消費を抑えながら、高密度なネットワークを必要とする顧客をサポートする。また、シンガポール政府のグリーンイニシアチブに沿った省エネプロセスである、水をリサイクル利用する「NEWater(高度処理した再利用水)」の対応と合わせて、高密度化から環境・持続可能性に至るまで、さまざまなニーズをサポートする。

「SG5」データセンター