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NECソリューションイノベータ、AIで生産状況を可視化する「NEC AI・画像活用見える化サービス」を機能強化
良品画像の学習のみで良品/不良品の検出・分類を可能にする機能を追加
2021年8月17日 13:59
NECソリューションイノベータ株式会社は17日、食品製造業の検品作業などに向け、画像からAI技術により良品/不良品を判定する「NEC AI・画像活用見える化サービス/生産管理・検査支援」について、良品画像の学習のみで良品/不良品(2級品)を検出・分類する機能を追加し、提供を開始した。
良品・不良品の判定にAI技術を適用する際に、発生頻度の低い不良品や異物などの検査対象物のデータ(画像)を事前に大量に収集することは、製造品質が向上する昨今においては難しい状況となっている。
NECソリューションイノベータでは、不良品や異物の画像を不要とし、良品の画像から、良品/不良品の判定が可能となる機能を追加した。これにより、例えばサバの加工ラインにおいて、サバ以外の魚種を想定できず、あらかじめ画像を準備できない場合にも、良品(検出したいサバ)の画像のみを収集して学習することで、良品/不良品の検出・分類が可能となる。
また、AIの学習モデルの作成や評価には専門性の高い知識が必要となるケースが多く、顧客自身で対応することが難しいという課題もある。これに対して、新たなオプションとして、「NEC AI・画像活用見える化サービス/学習モデル作成ツール」を無償で提供開始した。
NEC AI・画像活用見える化サービス/学習モデル作成ツールは、専門知識がなくとも、ブラウザーの画面上で学習モデルの作成や評価などの動作確認、学習モデルのクラウド環境への登録が可能となる。これにより、顧客自身で検査対象物の追加や判定条件の変更を行うなど、柔軟な対応を支援する。
NEC AI・画像活用見える化サービス/生産管理・検査支援の価格は、月額19万8000円(税別)から。導入費、ハードウェア費は別途必要。販売目標:NECソリューションイノベータでは、今後3年間で30社への導入を目指す。