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データ利活用を支援するExcelアドイン「セルフETLアシスタント」、複数ファイルのマージを可能に

 株式会社日立社会情報サービスは30日、Excel業務の高度化・効率化を支援するExcelアドイン「セルフETLアシスタント」の機能を強化すると発表した。同日より提供を開始する。

 「セルフETLアシスタント」は、Excelで作成されたデータをBIツールやERPシステムに取り込む際、スムーズに連携できるようデータの整形を行うExcelアドイン。現在は、クロステーブル形式で記述されたExcelシートを、BIツールやERPシステムで処理しやすいリスト形式に変換する「変換機能」と、集計・分析後にBIツールやERPシステムから出力された結果を、レポート用のExcelに転記する「転記機能」を提供しているが、今回はこのうち変換機能を拡充した。

 具体的には、リスト形式に変換された複数のExcelファイルをマージできる仕様にすることで、部署別に作成された業績管理表など、同じフォーマットのExcel集計に対応可能にしている。これにより、BIツールを利用しなくても、1つのデータへのマージ・生成を容易に行えるようになったとのこと。

マージ機能でのファイル作成イメージ

 価格は、1ライセンスあたり年間3960円(税込)。日立社会情報サービスでは、2024年度末までに累計1000本の販売を目標としている。