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テクマトリックス、UIテスト自動化ツール「Ranorex 9.5」を発売

テストの失敗を回避するためのSelf-Healing機能を搭載

 テクマトリックス株式会社は26日、米Ranorexが開発したUIテスト自動化ツール「Ranorex 9.5」日本語版の販売を開始した。テクマトリックスは、Ranorex日本語版の総販売代理店として、日本国内での販売、マーケティング、日本語化、ユーザーサポート、ソリューションサービスの提供などの活動を展開する。

 Ranorexは、多くのサードパーティ製コントロールをサポートする、UIキャプチャ機能を搭載したUIテスト自動化ツール。Windowsアプリ、Webアプリ、モバイルアプリに対するUIオブジェクト認識能力と、直感的に操作できる高い操作性を備え、プログラミング経験者でなくとも、データ駆動型テストのような複雑なテストを組み立てることができる。

 最新バージョンのRanorex 9.5では、テストの失敗を回避するためのSelf-Healing機能を搭載した。オブジェクトが見つからずにテストが失敗した場合に備えて、より堅牢なオブジェクトパスを生成し、自動的に再実行されるため、テスト対象アプリのUIの変更などにより、既存のオブジェクトパスで認識できない場合であっても、テストの失敗を回避し、テストを継続させることが可能になった。CI(継続的インテグレーション)環境でテストを実行する際にも、テストの失敗に起因する中断や遅延を回避できる。

 また、テスト結果のPDFレポートが拡張され、スクリーンショットやテスト実行時の動画など、すべてのテスト実行結果を掲載できるようになった。

 iOS 14やAndroid 11など、サポート対象の拡張も実施。また、Microsoft Edgeでは、ChromiumベースのMicrosoft Edgeブラウザーがシークレットモードでも開けるようになった。