テクマトリックス、UIテスト自動ツールの最新版「Ranorex 10.2」日本語版を発売

　テクマトリックス株式会社は29日、米Ranorexが開発したUIテスト自動化ツール「Ranorex 10.2」日本語版の販売を開始した。テクマトリックスは、Ranorex日本語版の総販売代理店として、日本国内での販売、マーケティング、日本語化、ユーザーサポート、ソリューションサービスの提供などの活動を展開する。

　Ranorexは、多くのサードパーティ製コントロールをサポートする、UIキャプチャ機能を搭載したUIテスト自動化ツール。Windowsアプリ、Webアプリ、モバイルアプリに対するUIオブジェクト認識能力と、直感的に操作できる高い操作性を備え、プログラミング経験者でなくとも、データ駆動型テストのような複雑なテストを組み立てられる。

　最新版のRanorex 10.2では、Androidモバイルアプリケーションのテストに必要な、アプリケーションのパラメーター設定を自動検出できるようになった。これにより、テスト実行の設定作業が軽減される。また、Windows 11やiOS 15、Android 12でのテストの安定性が向上した。

　さらに、オブジェクト認識機能を強化し、JCEFコントロールやChrome_RenderWidgetHostHWNDクラスなど、自動認識するオブジェクトを拡張した。強化された自動認識や自動検出機能により、テストの作成から実行までの時間や工数の削減が期待できるとしている。