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アイティフォー、コンタクトセンター向け自動受架電システムのパブリッククラウド版を提供

 株式会社アイティフォーは15日、コンタクトセンター向けソリューションの自動受架電システム「ロボティックコール」のパブリッククラウド版を販売開始したと発表した。

 ロボティックコールは、自動音声(IVR)で顧客に電話をかけ、入力された生年月日などの情報から本人確認を行って、督促や入金約束の取得などをするシステム。自動化によりオペレーター業務が効率化されるほか、オペレーターから直接電話を受けないことにより顧客の心理的負担が軽減されるため、入金約束の取得率が向上するという。

 従来は大規模コンタクトセンター向けに、オンプレミスやプライベートクラウドでの提供を行ってきたが、今回、中小規模のコンタクトセンターでも利用しやすいよう、パブリッククラウド版の提供を開始した。

 今回のパブリッククラウド版では、ベースとなる架電機能を共有するため、低価格での導入・利用が可能だが、受架電データは企業ごとのデータベースに分けられ、セキュリティが確保されているとのこと。機能としては、従来のロボティックコールの標準機能を搭載しており、架電数は1日あたり1万件まで対応。業務システムとの連携も可能とした。

 アイティフォーでは、2021年度末までに10社との受注を目指しているが、販売開始に先立って、すでに1社から受注しているとのことだ。