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アイティフォー、通話内容をテキスト化せずに検索できるコンタクトセンター向けツール「AudioFinder」を販売

 株式会社アイティフォーは26日、イスラエルNICEのコンタクトセンター向け音声検索ツール「AudioFinder」を、同日より販売開始すると発表した。すでに販売している、音声認識を用いた会話分析ソリューション「Nexidia(ネクシディア) Analytics」の音声検出機能部分をクライアントツール化したもので、容易な導入が可能になったという。

 AudioFinderは、コンプライアンス管理やクレーム管理をサポートするコンタクトセンター向けのリスク発見ツール。音声をそのまま検出する「ニューラルフォネティックテクノロジー(音素検索技術)」を活用し、オペレーターの会話をテキスト化せずに、通話録音データからそのまま任意のフレーズを含んだ音声を検出できる。

 こうして、オペレーターの発話内容から、コンプライアンス要件に反するフレーズやクレームにつながるフレーズなどを検出することにより、オペレーターの品質改善を支援するとのこと。

 検索操作は、任意のフレーズを入力し、検索条件を設定してボタンをクリックするだけの2ステップで完了し、該当フレーズが再生画面に表示されるため、すぐに確認可能。開発や辞書登録も不要で、PCにインストールするだけの簡単導入で利用開始できる。

 また、なりすまし犯やクレーマーの声紋を登録することで、特定の声紋を検出する機能を搭載。特定のフレーズや声紋が検出された際には、自動的にメール送信による通知を行うこともできる。

 なお、言語は日本語だけでなく40言語に対応するほか、さまざまな通話録音システムの音声フォーマットをステレオ/モノラルともにサポートしているとのことだ。