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OKI、銀行の営業店窓口業務の負荷を軽減する「店頭タブレットシステム」を販売開始

 沖電気工業株式会社(以下、OKI)は15日、タブレット端末を用いて銀行の営業店窓口業務の負荷を軽減する「店頭タブレットシステム」を販売開始したと発表した。

 「店頭タブレットシステム」は、営業店窓口に設置されたタブレット端末と、OKIのセルフ端末用ミドルウェア「CounterSmart」を活用し、銀行の営業店窓口業務の負荷を軽減するソリューション。来店した顧客自身がタブレット端末から取引情報を入力することで、伝票記入や転記の手間を省くとともに、行員との接触機会や待ち時間を減らせるという。

 またホスト接続用API基盤との連携により、勘定系ホストとの接続を容易に行える点も特徴で、来店した顧客の取引情報入力からホスト処理までをタブレット端末上で完結することが可能とした。

 なお、すでに株式会社きらぼし銀行、株式会社千葉興業銀行において、このシステムが先行導入されているとのこと。きらぼし銀行では、タブレット端末で受け付けた取引情報をQRコードに格納し、事務集中センターへ集約することで、営業店窓口のオペレーションレスを実現した。事務集中センターは、このQRコードを用いてタブレット端末への入力情報とデータ連携することで、同センターにおける端末入力作業の効率化も図っている。

 「店頭タブレットシステム」の価格は個別見積もり。OKIでは、今後3年間で10億円の売上を目標としている。