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パロアルトネットワークス、 ゼロトラスト実現のための新機能・ハードウェアを日本市場で提供

 パロアルトネットワークス株式会社は6日、ネットワークセキュリティ全体でゼロトラスト戦略を導入することを支援する、セキュリティソリューションの新機能および次世代ファイアウォールの新ハードウェアを日本市場で提供開始すると発表した。

 新機能となる「Cloud Identity Engine」やWebセキュリティの強化、統合型CASBにより、クラウドにおけるポリシー適合を簡素化し、高度なWebベースの脅威を阻止するとともに、SaaSアプリへのセキュアなアクセスを拡大することで、多様な組織におけるゼロトラスト戦略の実現を可能にするとしている。

Cloud Identity Engineによるクラウドのポリシー適合の簡素化

 新機能のCloud Identity Engineは、ID情報がどこに保存されているかに関わらず、組織のネットワーク、クラウド、アプリケーション全体でユーザーの認証・認可を実施できるようにする。

 Webセキュリティ機能の強化としては、新しい「Advanced URL Filtering」のインライン機械学習により、Webベースのゼロデイ攻撃を阻止する。また、DNSセキュリティの強化により、最新のDNS攻撃を阻止する。

 また、新しいSaaSセキュリティの統合型CASBにより、未承認・承認中・承認済みのSaaSアプリを自動で可視化、監査、制御し、セキュアなアクセスをすべてのSaaSアプリに広げる。

 これらの新機能は、ハードウェア、ソフトウェア、クラウドなどすべての次世代ファイアウォールのフォームファクターで利用できる。新たなハードウェアとしては、機械学習を搭載した次世代ファイアウォールとして、小規模な支店向けの「PA-400シリーズ」、大規模キャンパスやハイパースケールデータセンター向けの「PA-5450」を新たに提供し、企業全体でのゼロトラストネットワークセキュリティを実現する。

 新機能と新たなハードウェアについては、7月6日に日本国内で提供を開始。PA-400シリーズの新モデルPA-410は、2021年9月以降に提供開始予定としている。