ニュース

富士通とパロアルトネットワークス、ゼロトラストネットワーク事業で協業

 富士通株式会社とパロアルトネットワークス株式会社は7日、日本国内におけるゼロトラストネットワーク事業で協業すると発表した。

 パロアルトネットワークスは、クラウドからネットワーク、モバイルデバイスまで一貫したセキュリティ対策を講じるための、包括的なセキュリティサービスをグローバルに提供している。同社の「Prisma Access」は、クラウドから企業が必要とするネットワークおよびセキュリティ機能を網羅的に提供するプラットフォームで、各種アプリケーションのトラフィックを防御し、安全なテレワークを実現する。

 富士通は、働き方改革の実践知とテクノロジーを融合させたソリューション群「FUJITSU Work Life Shift」を提供しており、その中で、ゼロトラストネットワークソリューションの1つとして、日本国内の顧客へのPrisma Accessの導入および、ネットワーク環境の最適化などを支援する「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICS CloudProtect Zero Trust Network powered by Prisma Access from Palo Alto Networks」を提供する。

 これにより、ニューノーマル時代のデジタルインフラを実現するソリューション強化を図り、柔軟なネットワークとより強固なセキュリティ基盤を必要とする顧客のニーズに対応する。

 富士通とパロアルトネットワークスでは、Prisma Accessと富士通のネットワーク構築や運用におけるマネージドサービスを組み合わせることで、ゼロトラストネットワーク基盤上のトラフィック制御や認証をはじめとする、多様な機能設定の一元管理や更新を可能とし、ゼロトラストネットワーク環境の最適化を実現すると説明。両社は今後、日本国内におけるゼロトラストネットワーク事業を拡大し、2024年3月末までに日本国内での売上100億円を目指すとしている。