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日本ユニシス、オンラインを活用した「バーチャル見本市」の開催を支援するサービス

 日本ユニシス株式会社は6日、見本市の主催者に対し、オンラインでの見本市の企画から環境設定、運用、来場者分析までを支援する「バーチャル見本市サービス」を提供開始すると発表した。

 リアルでの見本市や展示会の開催がさまざまな制限を受ける中、見本市もオンラインによる開催が広がっている。商談に重点を置いた非接触のオンライン見本市には、場所や時間にとらわれず広範囲の集客による商機の拡大、開催費用の抑制、来場者の回遊データ分析による商品改善や商談拡大などのメリットがあるが、オンラインでの見本市開催は、リアルイベントとは異なる運営ノウハウやICTスキルが必要になるという。

 日本ユニシスが提供する「バーチャル見本市サービス」は、こうした課題解決を支援するサービスで、日本ユニシスがバーチャル見本市の企画から環境設定、運用、開催後のフォローまでを支援するため、バーチャル見本市開催の知見や高度なICTスキルがない企業などでも、安心して利用できるとのこと。なおICT基盤には、日本ユニシス独自のSaaS型企業向け学習管理システム「LearningCast」を採用している。

 また関連サービスとして、同社が20年以上培ってきた独自の自然言語処理技術から生まれたAIサービス「RinzaTalk」を活用し、来場者の回遊データや検索ワード、出展者と来場者との商談状況やチャット内容を対象とした「分析サービス」を提供する。これを利用すると、動線体験の改善、出展者の商品改善・商談率の改善などのヒントが得られるとのこと。

 バーチャル見本市サービスの標準サービスは、出展規模に応じて4種類が設定されており、出展数10社まで、出展商品数50個まで、セミナー数5コマまでの「スモール」が363万円から。アーカイブ期間を延長するオプション「アーカイブ延長サービス」と、分析サービスは個別見積もりとなる。