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チームビューワー、ARリモートサポート「TeamViewer Frontline」をSAPのソリューションに統合

 独TeamViewer(以下、チームビューワー)は14日、産業環境のDX推進を目指す戦略的パートナーシップをSAPと締結し、SAPのパートナープログラムに参画したと発表した。

 パートナーシップにより、AR(拡張現実)によるリモートサポートとワークフロー管理を可能にする「TeamViewer Frontline」が、SAPの資産およびサービス管理ソリューションに統合される。チームビューワーでは、企業による成果型サービスを強化するITソリューションへの需要が急速に高まっているという背景を受け、SAPの顧客に対し、産業機械や部品製造分野のメンテナンスや修理のための、ARベースのトラブルシューティングソリューションを提供する。

 スマートグラスなどのウェアラブル端末上で作動するTeamViewer Frontlineと、専用のARベースのリモートアシスタンスソリューションにより、技術者は現地に赴くことなく、現場の作業員に複雑な工程などをリアルタイムで指示できる。すべての作業工程は、自動的にSAPのソフトウェアシステムに記録されるため、確実にそれらの工程を監査することが可能になる。

 チームビューワーでは、今回の取り組みを皮切りに、今後さまざまな産業で、リモート接続ソリューションを通じた事業の拡大を狙うとしている。