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セールスフォース・ドットコムとデロイト トーマツ、DX人材育成プログラム「Pathfinder」を国内で提供

 株式会社セールスフォース・ドットコムとデロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下、DTC)は8日、共同でDX人材育成プログラム「Pathfinder」の提供を開始し、受講希望者の申し込み受付を開始した。

 Pathfinderは、Salesforceエコシステムでキャリアを積むために必要な技術およびビジネススキルを身に付けた人材を育成することを目的として、2018年に米国においてSalesforceとDeloitteが共同でスタートしたDX人材育成プログラム。

 日本版のPathfinderでは、米国での育成実績やノウハウを、日本のDXコンサルタントが日本向けにカスタマイズしており、CRMやSalesforceの知見およびDTCによるビジネススキルを、20週かけて集中的に習得できるよう構成されている。

 セールスフォース・ドットコムとDTCでは、トライアルとして2020年10月から約3カ月間、トライアルグループを対象に、ビジネススキルトレーニング、技術的知識の習得によるSalesforce認定アドミニストレータ資格の取得支援、実践的なスキルを身に付けるための演習トレーニングを実施した。

 今回、本格的に稼働するプログラムでは、トライアルで実施し好評を得た「CRM×デジタル」領域のビジネス・技術スキル習得に加え、受講生に学習の成果をいかかした新たな活躍の場を提供するキャリア開発支援も含まれる。

 また、キャリア開発支援については、人材サービスを提供する株式会社Warisの協力により、取り組みに賛同するSalesforceパートナー企業とともに、プログラム卒業者にとってベストマッチングとなるような就労先を探す支援を行うとしている。

 Pathfinderプログラムの募集人数は100人。対象者は、就職活動中・転職・再就職を検討中の人、IT未経験からキャリアチェンジを目指す人、CRM・クラウドといった新たな技術・スキルを身に付けたい人。

 プログラム内容は、全20週、各週7~10時間、累計約150時間の学習時間、オンライン中心の学習環境で、Salesforce認定アドミニストレータ資格取得支援、演習形式で実践的な経験を積む総合演習、卒業生の新たなキャリアをサポートするキャリア開発支援を行う。

 セールスフォース・ドットコムとDTCでは、クラウドに対応したエンジニアおよびパートナーの拡大に努め、日本企業のDX推進に貢献していくとしている。