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ニュートン・コンサルティング、「ESGリスクマネジメント構築・改善支援サービス」を開始

 ニュートン・コンサルティング株式会社は12日、「ESGリスクマネジメント構築・改善支援サービス」の提供を開始した。

 ESG経営とは、E(Environment:環境)、S(Social:社会)、G(Governance:ガバナンス)という、社会の持続的成長に資する要素を重視した経営方針を指す。サステナビリティに注目が集まる中、企業のESGやSDGs(持続可能な開発目標)に対する姿勢についてステークホルダーの関心が高まっている。

 ニュートン・コンサルティングでは、ESGのそれぞれの要素は企業にとってリスクとなり得るものであり、企業の全社的リスクマネジメント(ERM)の枠組みの中に組み込んで取り組むのが自然な形と言えると説明。一方で、企業のESGリスクに対する取り組みと、ERMの取り組みが有機的につながっていないケースがしばしば見受けられるとしている。

 ESGリスクマネジメント構築・改善支援サービスは、効果的・効率的なESGリスクマネジメントが行えるERMを構築・改善するための設計と、その実装・運用支援を行うサービス。リスクマネジメント規定や、リスクマネジメント年度活動方針・計画書、リスクマネジメント教育関連文書、ESGリスクを含むリスクマネジメント手順書、ESGを含むリスクアセスメントツールなど、ESGリスクマネジメントの整備・運用に必要な文書・ツールのすべてを提供する。

 サービスでは、顧客のESGリスクへの取り組みとERMを有機的に融合して、リスクマネジメントを最適化するとともに、これからERM導入をする顧客にとっては、サービスによりESGリスクをあらかじめ組み込んだERMを構築できるようにする。

 顧客の事業環境やニーズ、組織文化、現状などを理解した上で、顧客に合った設計提案を行う。ISO31000やCOSO-ERM、COSO-ERM forESGなどを踏まえ、ニュートン・コンサルティングが独自のERMフレームワークを策定。国際的ベストプラクティスをベースに現場での支援を通じて磨き上げられたフレームワークに沿うことで、第三者に対しての説明責任を果たしやすくなるとともに、ERM品質が担保できる。

 また、経営陣をはじめ、実務者や各部門内の組織長などに求められる力量の要件定義を行い、それに対する教育プログラムおよびコンテンツの提供にも対応する。

 サービスの期間は4~12カ月。価格は応相談。