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アライドテレシス、体験型のインシデント対応教育・訓練コースを提供開始 Webサイト改ざん攻撃編など6種類を用意

 アライドテレシス株式会社は26日、有償トレーニングサービス「Net.Campus(ネットドットキャンパス)」のセキュリティ研修において、「DECIDER Platform」を使用したインシデント対応教育・訓練コースを提供開始すると発表した。6つの新コースが設けられる。

 DECIDER Platformは、アライドテレシスが米国の研究機関NUARIと連携して開発した、セキュリティ防災訓練のためのクラウド型ソリューション。万一のインシデント発生時において、臨機応変に対応できるセキュリティ人材を育て上げるだけでなく、セキュリティ関連部署や広報部、営業部など、各部署それぞれの対応方法、また組織における連携方法も学べる訓練ツールとして開発された。

 実際のインシデント事例などを模倣し、実践的な演習訓練を行える点を特徴としており、演習内では、参加者の属する企業組織がリアルに再現され、参加者は自分自身の部署での役職や仕事の役割での対応が必要になる。さらに、企業内での立場によって判断が変わることもシナリオに反映されるため、同じ演習を受けた場合でも、参加者によって異なる結末を迎えることがあるとした。

 こうした仕組みにより、参加者は、どのように考え、行動するかを実際に体験することが可能。また、メールやチャットでコミュニケーションを取った記録や、どんな判断をしたかなどの結果は自動的に集計され、データとして残るとのことだ。

 新設された具体的なコースは、以下の通りとなる。

・Webサイト改ざん攻撃編
・端末マルウェア感染編
・ファイルサーバーのランサムウェア感染編
・シャドーITからのマルウェア感染編
・リモート接続ゲートウェイの脆弱性攻撃編
・フィッシングメールによるPC感染編

 なお、コースは半日となり、価格は1名あたり6万6000円(税込)。オンラインもしくはオンサイト(アライドテレシス内)が選択でき、定員は10名。