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サーバーワークスとインサイトテクノロジー、金融機関に特化したデータベースのクラウド化支援・運用に関する6サービスを提供

 株式会社サーバーワークスは15日、株式会社インサイトテクノロジーと、データベースのクラウド化支援領域での協業を開始すると発表した。協業に合わせて、サーバーワークスが培ってきたAmazon Web Services(AWS)への移行に関するノウハウと、インサイトテクノロジーのデータベース専門企業としての技術力を組み合わせて、金融機関の顧客に特化したサービスの提供を開始する。

 新サービスとしては、「AWSへのデータベース移行サービス」「データマスキングソリューション提供サービス」「データ暗号化ソリューション提供サービス」「データベース選定/設計サービス」「クラウドデータベースコスト削減コンサルティングサービス」「データベース監査ソリューション提供サービス」の6サービスを提供する。

 サーバーワークスでは、金融機関のクラウド化のニーズに対応する「金融クラウド導入コンサルティングサービス」をすでに提供しているが、今回のサービス提供により、従来以上に多くの金融機関に最適なクラウドデータベースソリューションを提供するとしている。

 AWSへのデータベース移行サービスは、AWSへのデータベース移行および、異種データベース移行のアセスメント、移行計画策定から本番移行までの作業を行う。

 データマスキングソリューション提供サービスは、高速に個人情報の匿名化や機密情報の秘匿化を行う「Insight Data Masking」を始めたとしたソフトウェアや組み込み機能を使用し、データの安全性/秘匿性の向上を実現する。

 データ暗号化ソリューション提供サービスは、AWS環境でのデータベース使用時に問題となる、データの安全性担保のために必要な暗号化の方式決定、実装までを行う。

 データベース選定/設計サービスは、データベースエキスパートによる、顧客の用途・ワークロードに適したデータベースの選定・設計を行う。

 クラウドデータベースコスト削減コンサルティングサービスは、オンプレからクラウド化することによるコスト削減効果および、データベースソリューション最適化によるコスト削減効果の検証・提案を行う。すでにクラウドでデータベースを利用している企業にも、コスト削減の検証・提案を行う。

 データベース監査ソリューション提供サービスは、SOX法など情報保護の法規制へ対応するために必要な、情報漏えいを防ぐためのさまざまなデータベース製品に対応したデータベース監視ツール「PISO」をはじめとした、ソフトウェアや組み込み機能を使用し、課題解決をする。

 サーバーワークスとインサイトテクノロジーは今後、共同プロモーションや事例の公開、無料セミナーを開催することで、企業のクラウド移行支援を加速するとともに、「データ分析基盤構築」「AWSデータベースセキュリティ」「データ変化点検知」などの分野で連携を強化し、さらに付加価値の高いサービスを提供するとしている。