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東京エレクトロンデバイス、AI画像判定のオンプレミス検証用ワークステーション「MMEye Box」を販売

 東京エレクトロン デバイス株式会社(以下、TED)は14日、株式会社YE DIGITALと販売取引契約を締結し、AI画像判定検証をクラウドに持ち出さずに自社で開発できる、オンプレミス検証用ワークステーション「MMEye Box」の販売を開始した。

 MMEye Boxは、YE DIGITALが開発した、AI(ディープラーニング)独自アルゴリズムである「MMEye」を、ワークステーション(Dell Precision 3640)に搭載したアプライアンス製品。AIや画像処理の専門知識がないユーザーでも、PC画面上で容易に検証作業を行うことができ、判別モデル作成に回数制限がなく、多様な視点で検証可能、複数対象物の検証にも対応する。

 また、MMEye Boxは、データを社外(クラウド)に持ち出すことなく、自社内の閉じたネットワーク環境で情報システムを構築、運用できるため、セキュアにサービスを利用できる。

 MMEye Boxで得られた検証結果を目視検査工程にフィードバックし、検査工程の自動化、検査品質向上、時間短縮、人手不足などの課題を解決し、AI画像判定システム化を支援する。

 ハードウェアの仕様は、CPUがIntel Xeon W-1290P、メモリが64GB、GPUがNVIDIA GeForce RTX2080TIなど。価格は480万円。TEDでは、製造業、食品、医療、自動車、産業機器向けに販売活動を行っていく。

MMEye Box(提供ハードウェア)
MMEye Boxの概要