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JBCCホールディングス、中堅・中小企業のDXをトータルに支援する「HARMONIZE」

 JBCCホールディングス株式会社は9日、中堅・中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するトータルITサービス「HARMONIZE(ハーモナイズ)」を提供開始したと発表した。

 「HARMONIZE」は、同社をはじめとするJBグループが提供している超高速開発、クラウド、セキュリティ、APIデータ連携などのソリューションを、経産省の提唱するDXフレームワークの枠組みに基づいて、強化・再構築したサービス体系。中堅・中小企業のニーズにあわせ、最適なサービスとソリューションを組み合わせて、利用しやすい料金体系と運用サポートで提供するとのことで、DXフレームワークの各領域を網羅する4つのカテゴリ、10のソリューション&サービスを用意した。

 このうち業務変革ソリューションでは、オーダーメード型システム開発の「超高速開発」、汎用テンプレートをベースに利用企業の業務にあわせてカスタマイズするセミオーダー型の「デジタル業務ソリューション」、既存クラウドサービスを活用する「SaaS」、といった3つのシステム構築サービスを提供する。業務の内容や特性に応じて、これらを選択または組み合わせることにより、高品質・高保守性のクラウドシステムを納期・コストを維持して素早く実現するとした。

 加えて、製品・サービスを連携させるクラウドプラットフォーム「Qanat Universe」を提供。HARMONIZEで提供するサービス同士や、HARMONIZEのサービスと利用企業が持つオンプレミス環境の基幹システムを連携させ、リアルタイムで相互にデータを参照・更新できるようにする。

 また「プラットフォーム変革ソリューション」では、利用企業の業務内容やシステム環境、運用体制に応じて、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドなどのクラウド環境のインフラ構築、運用と最適なセキュリティサービスをセットで提供する。セキュリティに関するスキルと知見を有するエンジニアが運用支援を行い、24時間365日体制の運用センターと連携して、利用企業のクラウド環境のセキュアかつ安定な運用を支援する。

 加えて、クラウド構成最適化サービス「Cloud Fitness」「Cloud Health」と組み合わせ、マルチクラウドの推奨構成を算出してクラウド構成の無駄を省き、コスト、パフォーマンス、運用の最適化を実現するとした。

 さらに「ビジネスモデル変革支援」では、サービスデザインの専門スキルを持つバリュークリエイターが、利用の抱える課題から実現したい姿、進むべき方向性等を、ワークショップを通じて具体化し、構想・企画から新たなサービスやビジネスの創出、運用、定着まで一貫して支援するとのこと。