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NTTデータなど5社、鉄道業界向けに特化した「Biz∫鉄道ソリューション」を提供

多角化経営を進める業界固有のニーズに対応

 株式会社NTTデータ、株式会社NTTデータ九州、株式会社NTTデータビジネスシステムズ、株式会社NTTデータ・ビズインテグラル、株式会社プロシップの5社は7日、日本国内で鉄道事業を行うグループ企業向けに、「Biz∫鉄道ソリューション」を提供開始すると発表した。

 鉄道業界では、百貨店やホテル事業など多角化経営を進めている企業グループが多く、規模や業種の異なるグループ全体の業務品質・ガバナンスの向上、コストの最適化、工事稟議(りんぎ)・発注から固定資産化までの業務プロセスといった固有要件への対応、そして最新のデジタル技術を活用した業務改善に課題があるという。

 「Biz∫鉄道ソリューション」はこうした課題に対処するため、グループ共通となるコアERPの基盤を活用し、鉄道事業者において必要な機能を提供する鉄道業特化型ソリューションとして製品化された。鉄道事業者で運用中のモデルをベースにパッケージ化しているため、導入時の負荷を軽減できるほか、AI-OCR、RPA、文書管理ソリューション等との連携・活用に対応しており、リモートワークを前提とした新たな働き方の実現や、効率的な経理業務の進展、グループ経営管理データの活用に寄与するとのこと。

 ERP製品としては、NTTデータ・ビズインテグラルが開発・販売する大企業向け疎結合型ERPパッケージ「Biz∫」を採用。多角化経営を行う鉄道業者グループに適した機能・オペレーションを実現している。

 また、プロシップの総合資産管理ソリューション「ProPlus」との連携により、工事竣工管理や法改正など、鉄道事業者固有要件に対応した資産管理を行えるとのこと。なお、システム基盤は将来の拡張性を考慮して「intra-mart」基盤を採用し、環境の変化に対して柔軟に対応できるとしている。

 5社は今後、鉄道業界に特化した「Biz∫鉄道ソリューション」のマーケティング・提案活動を積極的に推進し、今後5年間で10グループへの導入を目指す。