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CTCSP、FortinetのWebプロキシ製品を販売開始 SD-WAN導入におけるパフォーマンス向上とセキュリティ対策を強化

 CTCエスピー株式会社(以下、CTCSP)は7日、企業のSD-WAN導入におけるパフォーマンス向上とセキュリティ対策を強化するため、米FortinetのWebプロキシ製品「FortiProxy Secure Web Gateway」を取り扱い開始すると発表した。ハードウェア一体型のアプライアンス製品、および仮想アプライアンス形式のソフトウェアライセンスとして提供する。価格は360万円(税別)から。

 FortiProxy Secure Web Gatewayは、Webフィルタリングやアプリケーションコントロール、ウイルス対策、データ漏えい防止、不正侵入検知・防御、スパム(迷惑メール)対策など、あらゆるWebプロキシ機能をパッケージ化したアプライアンス製品。FortinetのUTM(統合脅威管理)製品「FortiGate」で実行していたプロキシ機能を、FortiProxy Secure Web Gatewayに切り出して処理を分散することができ、オンプレミス環境におけるネットワーク全体のパフォーマンス向上とセキュリティ強化を両立可能になるという。

 また、FortiGateには搭載されていない2つの新しいプロキシ機能も追加されている。1つ目はAIによる画像のコンテンツ分析で、ニューラルネットワークに基づく画像認識技術を用いて、違法、もしくは不適切なコンテンツを瞬時に判別して検出・分析できるとのこと。

 2つ目は、動画のキャッシュ機能を拡充したアドバンスキャッシング機能。これを利用すると、動画コンテンツへのアクセスで帯域を浪費することなく、コンテンツをいったん記憶して処理を行うようになるため、ネットワークの性能が最適化されるとした。

 なお製品は、対象となるユーザー数や利用環境によって、3種類のハードウェアアプライアンス、もしくは6種類の仮想アプライアンスから選択・拡張可能。初期投資を抑制しながら、トラフィックの増減にあわせて柔軟に運用を行えるとしている。

 なおWebフィルタリング、ウイルス対策、不正侵入検知・防御、スパム対策の4機能については、Fortinetが持つ最新の脅威インテリジェンスを活用し、より高度で詳細なセキュリティ機能を提供する「FortiGuardサブスクリプションサービス」もあわせて利用可能だ。

 CTCSPでは、FortiGateおよびFortiProxy Secure Web Gateway、その他のネットワークセキュリティ製品・サービスを組み合わせたソリューションで、企業のSD-WAN導入に対して総合的な提案を行っていく考えだ。