ニュース

パナソニックIS、「ASTERIA Warp Salesforceアダプター」新バージョンを発売、REST APIへの対応を追加

 パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)は31日、Salesforceとオンプレミスの社内運用システムとの柔軟な連携を実現する「ASTERIA Warp Salesforceアダプター」をバージョンアップし、Salesforceの「REST API」に対応する「ASTERIA Warp Salesforceアダプタ―+REST」をラインアップに追加した新バージョンを発売した。

 「ASTERIA Warp Salesforceアダプター」は、アステリア株式会社のデータ連携ミドルウェア「ASTERIA Warp」のコンポーネントとして、パナソニックISが開発した製品。ASTERIA Warpに導入することで、Salesforceとオンプレミスとの柔軟な連携を実現する。

 新バージョンでは、SalesforceのAPIの1つである「REST API」への接続に対応する「ASTERIA Warp Salesforceアダプタ―+REST」を新ラインアップとして追加。通常版「ASTERIA Warp Salesforceアダプター」で既に対応している「SOAP API」「Bulk API」に加え、対応APIの幅を広げ、システム連携のさらなる効率化を可能にした。

 RESTコンポーネントでは、データの圧縮や処理効率の改善により、処理速度が従来の「SOAP API」への接続に比べて18倍に向上した(10万件のクエリ処理を行う場合)という。

 また、RESTコンポーネントを用いた連携フローのテンプレートも追加。ナビゲーションに沿って必要事項を入力するだけでフローを自動生成でき、開発作業を効率化する。

 このほか、SalesforceのAPI認証方法のひとつである「OAuth認証」を行う際、接続情報を簡単に入力できるよう、専用コネクションを追加した。ASTERIA Warpのフローデザイナーと管理コンソールからコネクションを設定でき、従来であれば入力する必要があったプロパティ名が初期表示されるようになったため、設定時の手間を省き、入力ミスを防止できるとしている。

 通常ライセンスの価格(税別)は、「ASTERIA Warp Salesforceアダプタ―」が80万円、「ASTERIA Warp Salesforceアダプタ―+REST」が120万円。パナソニックISでは、2023年度末までに60社への導入を目指す。