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住友電工情報システム、検索画面のデザインを刷新した全文検索・情報活用システム「QuickSolution 12.0」

検索精度を継続的に向上させる「適合性フィードバック」機能も搭載

 住友電工情報システム株式会社は、全文検索・情報活用システム「QuickSolution」の新版「同 Ver.12.0」を販売開始したと発表した。検索画面のデザイン刷新、検索結果をAIが学習して精度向上を図る機能の搭載などが行われている。

 QuickSolutionは、数百TBの規模まで対応できる企業内検索ソフトウェア。ファイルサーバーに格納されたOfficeファイルやPDFファイルのみならず、Webサイト、データベース、グループウェア、文書管理システム、Office 365やBoxなど、社内外に点在する情報を横断的に全文検索できるという。

 今回の新版では、検索画面をシンプルかつ直感的なデザインにリニューアルした。機能の統廃合を行うなど、従来よりも直感的に操作できるように改善したことで、初級者にも扱いやすくなったという。

 また、「検索結果の各文書が望んでいたものかどうか」など、検索結果に対する利用者の行動をAIが学習することで、入力した検索条件に対する検索結果の精度を継続的に向上させる「適合性フィードバック」機能を搭載した。これにより、使えば使うほど利用者が望む検索結果が得やすくなるとのこと。

 このほか、2020年10月に搭載したチャットボットの機能改善も行った。利用企業からのご要望に応えて、回答への画像挿入や、回答文におけるヒット個所のハイライト表示、回答が多い場合の表示の改善などを実施している。なお、チャットボット機能は拡張ライセンスで利用できるとした。

 なお今回は検索対象も拡充され、新たにPostgreSQL 12.4の検索に対応。一方で管理ツールの動作環境として、ChromiumベースのMicrosoft Edgeなどに対応した。