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CTCがグッドパッチと提携、DXの社内理解促進やプロトタイプ開発を支援するサービスを提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は2日、株式会社グッドパッチと、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進事業で協業すると発表した。これに伴い、DXの社内理解の促進やプロトタイプの開発を支援するプログラム「Transfer Starter」を同日より提供開始する。

 グッドパッチは、製品やサービスのUI/UXデザインに強みを持つ企業で、CTCでは同社と共同で、主に製造業やサービス業に向け、デジタル技術を活用した製品やサービスの開発を支援する共同プロジェクトに取り組んでおり、サービス提供におけるノウハウをベースとして、DXの施策立案から実装までを、「知る」、「体感する」、「助走をつける」、「走り続ける」の4フェーズで体系化している。

 その中でも、共感を引き出すストーリー作りや製品やサービスの価値の特定を行い、ステークホルダーの関与や参画を促す「体感する」のフェーズを、DX推進における重要な課題ととらえ、Transfer Starterとして提供を開始するとのこと。

 そのTransfer Starterは、DX推進のための支援プログラムで、製品やサービスの企画、構想を検討している新規事業の開発担当者、プロダクトマネージャーや事業オーナーなどに向けて提供される。サービスでは、DXに着手する意義やビジョンの策定から、ビジョンを実現する製品やサービスのアイデア創出、プロトタイプの作成、販売に向けた開発準備、組織内外の巻き込み施策立案までを、約1.5ヶ月間で実施するという。

 なおCTCは、ユーザー企業にノウハウをスキルトランスファーしながらDXにおけるプロダクト開発を行う「build service」を1月から開始している。今後も、UI/UXデザインや新規事業の立ち上げに強みを持つグッドパッチのビジネスと連携し、企業のDX推進と実現に貢献するとのことだ。

両社協業により生み出されたDXの基本アプローチ