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SBT、機械や設備などから収集したデータをAIで解析するサービス「ML Connect」

 SBテクノロジー株式会社(以下、SBT)は18日、機械や設備などから収集したデータをAIで解析するサービス「ML Connect」(以下、MLC)を、製造業・建設業向けに提供開始したと発表した。

 「MLC」は、Azure Machine Learningで提供されているAutomated ML(自動機械学習、以下 AutoML)を利用して、従来はデータサイエンティストが行っていたアルゴリズム選定とAIモデル作成のプロセスを自動化するサービス。SBTが培ってきた、ビッグデータ解析やAIシステム導入で培った知見をもとに開発されたという。

 機械学習を活用するためには、従来の手法では、個別に多くのステップを経て開発を進める必要があったが、「MLC」では、自社データを活用した機械学習を導入した後、成果がどれほど見込めるかを把握するための検証を簡単に行えるとのことで、データを活用した学習結果は1日程度で出力できるとした。なお、データ自体は利用企業が用意する必要がある。

 SBTでは、このサービスを利用することで、データサイエンティストなしでも高精度のAIを利用したデータ解析による時系列予測が可能になるため、IoT・AIを活用したDX推進を支援できるとアピールしている。

 サービスとしては、今回はまず、時系列予測モデル「MLC Forecast」を提供し、3月末には、異常検知モデル「MLC Anomaly Detection」を提供する予定。

 価格(税別)は、1モデルを利用する場合、初期費用が40万円から、月額費用が5万円から。

 なお「MLC」は、SBTのIoTプラットフォーム「IoT Core Connect」(ICC)との連携も可能で、この場合は、IoTデータの収集・管理・可視化から、MLCへのデータ連携やMLCによるデータ解析の結果の可視化まで、シームレスなサービスを提供するとのこと。